藻原寺について

ごあいさつ

 建治2(1276)年11月12日の創立。宗祖日蓮大聖人立教開宗後、御題目の信者となった方との唱和したお題目・南無妙法蓮華経をもって「御題目初唱之霊場」ともいわれる。

 また、東身延とも称する日蓮宗の本山(由緒寺院)である。
 開山は宗祖日蓮大聖人。
 開基檀越齊藤遠江守兼綱(常在院日朝)。

 建長6(1254)年に藻原の領主齊藤遠江守が城内の草庵に宗祖を迎え、一族を帰依したのがはじまりである。後年、兼綱が出家して常在院日朝となり、一族の墨田五郎の長男は中老僧日秀となって当山第3世を継いだ。

 第2世日向は齊藤氏の縁者で、宗祖入滅後第7回忌の折、身延第2祖となる。
 日向は当寺を身延と両山一体として今日の基礎を築き、身延山を日進に譲り長南町坂本に隠棲。日向の墓所は堅質なる扉をもって閉鎖され、その宝窟として保存されている。

 日向終焉の地は法華谷法華寺となっていたが、昭和45(1970)年に藻原寺と合併し、本山の奥の院となった。山号の常在山は第3世日秀が宗号御綸旨並びに寺号公称の出願のため、上洛参内の折に後醍醐天皇より「常在霊山」の勅願を賜り、常楽山を常在山と改称したものである。

 古来「藻原の大寺」と称していたので、明治2(1869)年地名に因み、妙光寺を藻原寺と改称した。

 第78世持田日我は高さ25メートルの多宝塔式山門を建立し、現在茂原市のシンボルとして地域の皆に親しまれている。第91世山田日等平成13年開基堂(斉藤遠江守兼綱公)を再建。

 現燈第92世持田日勇は、日蓮宗参与(さんよ)という、宗門の歩みを指導監督する重責にある。また 当本山藻原寺の境内整備、諸堂整備、彼岸橋下の多宝池と中庭整備、仁王門塗り替え、仁王尊像修復と、寺観を整え多くの信望をあつめている。

 平成25年10月、第二祖日向上人第700遠忌を奉行。オラトリオ「日蓮聖人」を復活させ文化的にも非常に内外に注目される事業であった。

 毎年5月11日お題目初唱会では、時代行列として貫首自ら馬に乗り、茂原駅前より当寺までの道のりを当寺の開山の縁由の人々で再現し、文化的復古にも尽力している。

 また、日蓮宗國際佛教親交会会長。日蓮宗海外布教後援会会長を務めるほか、日中韓國際交流会、日中友好宗教者懇話会では重責の任に就かれ、アジアはじめ世界の佛教交流の架け橋をになっている。

 当山の境内地となる茂原公園内に茂原法華七福神の一つ弁財天を奉安する。

◆ 年間行事 ◆

新年祈祷会     1月1日~3日 9時~16時
御頭講会      成人の日 10時
節分会       2月3日 15時
花まつり      4月第1日曜日 11時
花まつり音楽会      同    13時
お題目初唱会    5月第2土曜日 12時
ほうろく灸祈祷会  7月土曜丑の日 9時~16時
盂蘭盆施餓鬼会   8月15日 9時
お会式       11月第2土曜日 17時
御焚上げ、除夜の鐘 12月31日22時
華経殿祈願例祭   毎月1日 11時
柔和会信行会    毎月11日 14時
常在講読誦会    毎月15日 13時半

住所

〒297-0026 千葉県茂原市茂原1201

正式名称 常在山 藻原寺(そうげんじ)
住所 〒297-0026 千葉県茂原市茂原1201
駐車場 50台
電話番号 0475-22-3153
メールアドレス sogenji@abeam.ocn.ne.jp
公式サイト http://higashiminobu.sougenji.nichiren-shu.jp/