宗教の共生共栄は、かかふかか?
「仏教」「宗教」という言葉から
人びとは何を発想しているのか?
2025年度のテーマになりそうな、
外的視座についての体験を試みます。
写真は、宗報2023年7月号189頁からの記事に掲載されたものです。
開催にあたっての口上
現在国や組織を揺るがす問題は、競争と参加と特定されつつあります。
一時期、我々は「競争進化」を信じてきました。現在の主流は「共生進化」。共に生きる(共生)共に栄える(共栄)とは、そもそも共存が難しいもの同士が、共に生きる、共に栄える道を採用する。相容れない立場のもの同士が、それぞれの個性をそのままにして、緩やかに同棲すること。
それは、人類が大規模定住社会への持続可能性を期待し始めた時からの長い長いテーマでもあります。現代に至って明らかとなった共生進化論は我々人間そのものの真相でもあります。相容れないもの同士たちが同棲し続けたことにより、ある日突然その共同体そのものが丸ごと再生(蘇生・輪廻)された、そうして我々人間一個の生命体へと成長してきました。
これが、宗教界において可能か不可能か?。
今回は、そんな宗教における共生進化の活動ともいいうる「諸宗教対話」の世界的権威である、カトリック教会のマチャード大司教に、諸宗教対話活動の原論(4つの様式)についてお聴きし、いち早くその活動に取り組み始めた、フランスのテゼにある修道院のお話し、日本でその祈りの歌を奏で祈る方々の歌を拝聴する機会を得ました。
マチャード大司教は、一昨年日蓮宗宗務院へ来院され宗務総長に表敬訪問されました。宗務総長はじめ、伝道局長・総務局長・伝道部長・現宗研所長さま方と親しく懇談されました。
また、世界で最もこの活動に力を入れ、一つの行政機関として機能させているバチカンの現教皇の諸宗教対話活動に関する相談役をお勤めです。
是非この機会に、ご参加ください。ともに寿量品の探訪体験をしましょう。
日時 4月3日(木)13時半開場 14時開始 17時終了
場所 真生会館 JR信濃町駅北口降りてすぐ
お申し込み先 taiw.nkk@gmail.com
申し込みなしのご参加はお控えください。