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第55回日蓮宗布教研修所

【Nichirenshu Fukyokensyujyo】

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研修員ブログ 特別編 第十弾 ~東北行脚~

こんばんは。研修員の秋元梨妙です。
10月10日から12日まで2泊3日の東北行脚に行って参りました。

今回の所外研修は私が企画長を務めさせていただきました。
東北行脚と言うことで、岩手・宮城・福島のどの県に行こうかという所から始まり、
やはり自分が一度は訪れたことのある岩手県が安心して計画できるのではないかと思い選びました。
準備に取りかかるまでが遅く、ギリギリまでああでもない、こうでもないと悩んでいました。

自分が皆さんのことを引っ張っていかなければならない。
しっかりしなくてはいけないと、行く前からドキドキの毎日でした。

しおりも無事に完成し、いよいよ出発。
岩手県までの道のりは非常に長く感じられました。
周りに見えてくる景色は福島県の辺りでは、
「除染作業中」の幟が立っている場所もありました。

一日目は陸前高田市のシンボルになっている「奇跡の一本松」と、
身延山大学から寄贈された「悲母観世音菩薩像」が安置されている
妙恩寺様への参拝をさせて頂きました。

私は今年の三月に訪れたばかりでありましたが、
「奇跡の一本松」の後ろに防波堤が出来上がっており、
三月とはまた違った景色を見ることが出来ました。
着々と復興へ向けて動いているのだと感じました。

妙恩寺様の悲母観音像は優しいお顔をされています。
妙恩寺様のご住職より「東日本大震災」の時のお話も賜りました。
「奇跡の一本松」・「悲母観世音菩薩像」どちらも早期復興のための
シンボルとしてより一層活躍してくれることを祈りながら一日目の研修を
無事に終えることが出来ました。
 
2日目は、東日本大震災に於ける被害の大きかった釜石市にある
仙寿院様への参拝をさせて頂きました。
ご住職芝﨑惠應上人より「東日本大震災」について
映像と共に沢山のお話を賜わりました。

私自身被災地に足を運んだことがあった為、
少しは「東日本大震災」のことを理解できているであろうと思っていました。

しかし、芝﨑上人から頂くお話のほとんどが初めて耳にすることが多く、
自分がどれ程知らなかったのかを痛感しました。

芝﨑上人自身がPTSD(心的外傷後ストレス障害)に罹ってしまったという
体験談もお聞きしました。
突然やってくる症状だそうで、岩手・宮城・福島の三県で現在も三万人を
越える人が罹っていると言われているとのことでした。

心の病である為、芝﨑上人はお医者さんから、
「心の病は僧侶が治すしかない」と頼まれたそうです。

僧侶とは、どのような存在でいなければならないのか、
改めて考えさせられました。

そして、法華経・日蓮聖人の教えを断片的に伝えるだけの法話では
いけないと教えて頂きました。
私達は「生きているということ」がどれほど幸せなことなのか知り、
1日1日を大切に生活していくべきであり、この生活が当たり前ではないと、
常に感謝の気持ちを持たなければいけません。

午後からは、釜石市・大槌町を唱題行脚しました。
震災についての映像・お話を聞いた後ということもあり、
いつも以上に気を引き締めて行脚をしました。

釜石市内を行脚していてもあまり地元の方々にお会いするという事が
ほとんどありませんでした。
大槌町も同じように、ほとんどが復興工事に
携わっている方々ばかりでした。

震災遺構となっている大槌町旧役場跡では、
津波がどれほど恐ろしいものであるのか、
実際に被害を受けた建物を目前にして感じ取る事が出来ました。

釜石市・大槌町では、行脚を通して
東日本大震災早期復興祈願をさせて頂きました。

蓮乗寺様では、木藤養顕上人より、津波の被害だけでなく、
二次災害として火災も起こっていたことをお話頂きました。

また、木藤上人がたった一人でお寺に残っていたというお話を伺い、
もし自分がその立場に立ったときに残ることが出来るだろうかと考えました。

自分が僧侶として、どうあるべきであるかを考えさせられた1日となりました。
 

3日目は、仙台市にあるどの宗派にも属さない単立の寺院「みんなの寺」へ参拝をしました。
外観はお寺というよりもどちらかというとシェアハウスのような印象を受けました。
ご住職の天野雅亮上人より、「みんなの寺」建立までのお話を賜りました。
まず初めに、「これからお寺を始めます」とインターネットを使って、
バーチャルでお寺を始められたそうです。

今のお寺に引っ越しをしたのは二年ほど前の事だそうで、
以前は今よりも小さな場所を借りていたそうです。

「いつでも誰でも気軽に足を運べて、自由に仏教に触れる」ことが
出来るようにと同じ目線でいることを大切にされているそうです。

お彼岸やお盆などの法要は、一回ではお堂の中に入ることが出来ず、
現在は5.6回に分けて法要を行っているそうです。
また副住職である奥さんは書籍を執筆されており、
それが地元の新聞に取り上げられるなど、
様々な方面から「みんなの寺」を認知してもらうための工夫がなされていると思いました。

ご住職のお話から、「自分が楽しむことが出来る、自分が仏教を一番楽しんでいる」事が
一番大切であると感じることが出来ました。
 

今回この3日間の研修で学んだことを決して忘れることのないよう、
自分の言葉でこれからも次の世代に引き継いでいかなければいけません。
 
今回参拝させて頂きました、妙恩寺様、仙寿院様、蓮乗寺様、
みんなの寺様に於かれましてはこの場をお借り致しまして、厚く御礼申し上げます。
 今後ともご指導、御鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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