研修員ブログ 番外編 第四弾~千葉県霊跡寺院参拝~

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皆さんこんにちは。研修員の松井大宗です。
私がブログを書くのはこれで2回目!今回は千葉の霊跡寺院参拝特集です。
 
千葉県鴨川市は日蓮聖人、御生誕の地です。建長元年(1253年)、清澄寺旭が森で朝日に向かって御題目を三唱し、日本に生きる全ての人々を救うという誓いを立てられました。
日蓮宗の発足であり、我々はこの出来事を「立教開宗」と呼んでいます。
日蓮宗の僧侶なら誰でも知っている事ですが、実はこの「立教開宗」、清澄寺以外の幾つかの寺院でも似たような伝記が伝わっているんです!
「これは確かめなければ!」
と思い、笠森寺、妙法生寺の二ヶ寺に訪問しました。
笠森寺様は、日蓮聖人の御遺文に「山高き森(嵩森)」(『華果成就御書』)とあるように、実際に文証が残っており、また日蓮聖人が二十一日間籠られた部屋も残されていました。
妙法生寺様は大聖人が御題目を唱えたと伝わっている場所に御堂が建てられており、
実際にその場所に立ってみますと、非常に見晴らしがよく、清澄寺、大聖人御生誕の地小湊、身延山が一望できる場所でした。
 
また鏡忍寺様、日蓮寺様にも参拝させて頂き、寺院に纏わる日蓮聖人のお話を聞くことが出来ました。
鏡忍寺様は日蓮聖人四大法難の一つ、小松原法難の舞台となった地です。
原俊道貫首猊下御導師のもと一読の後、諸堂案内を頂き、
当時の貴重な資料を拝見させて頂きました。
日蓮寺様は日蓮聖人が小松原法難で傷を負った際、
日蓮寺様の境内にある砂を傷口に塗ると、忽ち傷が言えたという伝承が伝わっております。
この事から、「綿帽子発祥の地」と言われております。
また御住職であり、布教研修所のOB佐野である貴仁上人からお話を頂きました。
今まで私達が学んできた教えについて解かり易く御教示頂き、
教えに対して、新たな視野を得ることが出来ました。
 
今回我々が感じたことは、「探求することのおもしろさ」でした。
「僧侶は常に精進する気持ちを忘れてはならない。」
日々教職員の先生方や、講師の先生方から様々な事を教えて頂いておりますが、与えられるばかりでなく、自分から求めていく気持ちが必要であると感じました。
二ヶ月弱の研修で、自分の「探求心」を強めていきたいと思います。

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