だんしんきょう 平成25年 3月号

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北海道教区・管区の取り組み紹介
研修道場で檀信徒の悩みなどを聞く
北海道教区檀信徒協議会 神山喜久夫会長 
(旭川市妙法寺総代)
 
 北海道教区は、東部・西部・南部・北部の四管区より成り立っております。今年度の教区の行事で昨年九月二十七、二十八日に北海道教区研修道場を開催しました。教区の研修道場は四管区が順番にまわりで担当し、内容は宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」を柱にしたテーマが出されて行われています。
 今回の研修道場は東部管区が担当で釧路市妙堅寺(稲垣見穂住職)において研修テーマ「合掌~我が寺我が家の宗門運動」と題して一日目、開会式~講演、写経、唱題行(夕勤)を行い、続いて会場をホテルへと移し、夕食と交歓会が開かれました。初対面の方々同士、人と人とのつながりが深まり大変良い一日を終えました。二日目はホテルを会場に講演「犯罪と教育」が行われ、その後の「法座」では参加檀信徒の皆さまからいろいろな話題や、悩み事が話され大変有意義な時でありました。昼前の閉会となり、内容の深い良い研修道場でありました。
 
 
 
「私の提言」
 昨今の社会は核家族が多くなり、時には墓を護る家族がいない家が見受けられる様になり、特に地方の町の僻地になればなる程そうした事実に危機感を覚えます。そうした家族から独立した子どもたちは都会に住み、時間たつと生家の墓のこと、菩提寺のことなど忘れがちになっています。そういったことは今の社会環境が大きな影響を及ぼしているのでしょう。
 働き盛りの若年層は仕事に追われ、その子どもたちは学業に塾に追われる忙しない生活の中から生家の墓や菩提寺のことまで、思いはあっても時間がなくなかなかお墓やお寺参りをするのはむずかしいのが現状なのかもしれません。さらにどうしたら次世代に宗門や菩提寺、仏さまの教えを伝えたらよいのか考えても良い思い付きが出てこないのが事実かもしれません。
 今できることは、菩提寺を護り、子どもたちの帰省時には一緒にお寺にお参りすることを忘れずに行い、お題目のありがたさを身に感じさせてあげることが大切だと思っております。
 
 
菩提寺の取り組み紹介
 檀信徒が年々高齢者となりお寺参りが困難となっております。それを解消し檀信徒が気軽に寺が心のよりどころになるように心がけています。

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