飯塚上人インタビュー【ダイジェスト】

「10勉強して2話す」──飯塚通允上人が語る、戦後80年と学びの姿勢

1934年生まれ。戦時下の少年時代、寺は疎開児童や軍隊の宿舎となり、終戦の放送を兵士たちとともに聞いた体験を持つ飯塚通允上人。戦争と価値観の転換を身体で経験した世代である。

高校時代は陸上競技に打ち込み、若い時期に身体と精神を鍛えることの大切さを実感したという。僧侶になるつもりは当初なかったが、ある教師の「悪いものは歴史に残らない」という言葉と、大学在学中の父の病倒をきっかけに僧侶の道へ進んだ。

若き住職時代は寺の収入も乏しく、十年ほど農業を続けながら檀信徒と共に寺を守った。その後、教員生活や宗門の役職を通して経験を重ねていく。

そして晩年になってから、あらためて法華経の学びに向き合う。自分が「三変土田」や「六難九易」を十分に理解していなかったことに気づき、経典を読み直し、御遺文と照らし合わせながら学び続ける日々を送った。

その姿勢の根底にあるのは、「10勉強して2話す」。

布教とは、ただ語ることではない。
まず深く学び続けること。
そして仲間と胸襟を開き、共に語り合いながら理解を深めていくことである。

戦後80年を迎える今、飯塚上人の歩みは、私たちが何を積み重ねるべきかを静かに問いかけている。

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