令和4年度 横川定光院護持顕彰会総会

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 6月13日、京都市内のホテルにて令和4年度横川定光院護持顕彰会(阪田兼光会長)の総会が開催され、宗務院より柳下俊明伝道局長他、近畿12管区の宗務所長、高橋教行定光院主任、事務局員の23名が出席した。
 議事では、各担当より令和3年度事業報告並決算報告、令和4年度事業計画案並予算案の報告があり全会一致で了承された。
 次に、高橋教行定光院主任より令和3年度に行った境内地内砂利敷設工事や山の急斜面に対し土留め工事等の報告、団体参拝者・月別の団体個人の参拝人数等を表やグラフを用いて詳しく報告され、コロナウイルス蔓延による参拝者減少の昨年に比べ微増ではあるが徐々に参拝者が戻りつつある状況が説明された。
 更には、令和3年11月19日に伝教大師1200年大遠忌法要を比叡山延暦寺大講堂で菅野日彰管長猊下を大導師に行われ、また、法要前には天台宗との懇親会では菅野日彰管長猊下より「十界曼荼羅」が奉納され、伝教大師1200大遠忌と宗祖日蓮聖人御降誕八百年慶讃の節目に両宗の絆を深め合った事、その後には、菅野日彰管長猊下・中川法政宗務総長が定光院に参拝された報告があった。
 最後に阪田会長より、「令和6年に横川定光院の日蓮聖人の銅像が建立100年を迎え、長年比叡山の厳しい冬を何度も越え、風雪に耐え参拝者を見守ってきた銅像も、一部には穴が開き、所々に錆が生じ、台座石も修理補修を行わなければならない状態にあり想像以上に傷みが生じている」「この銅像の作者は立教開宗の霊場清澄寺の銅像と同じ作者であり、清澄寺と定光院の銅像の他現存する物が少なく、美術的にも優れた貴重な物である」と報告がされた。その結果、「日蓮聖人の銅像の傷は日蓮聖人がお怪我をなさっているのと同様」「節目の年に当たる今だからこそできる大事業」との意見があり、全会一致で修繕補修(治療)に向けてのプロジェクトが動き出した。
 

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