日蓮宗尼衆宗学林入学式

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 京都市左京区日蓮宗尼衆宗学林(上田尚教林長)にて、5月8日(水入学式が執り行われた。 
 日蓮宗尼衆宗学林は日蓮宗宗門において唯一の尼僧教育機関である。近年は入林生が少ない状態でしたが、3年ぶりに福島県妙運寺修徒奥野怜子さんが入学する事になった。尼衆宗学林は大正時代より続いており、奥野さんは昭和55年の復興より48人目の入林生となる。まず本堂にて上田尚教林長を導師に法味言上が行われ、来賓の方々、関係者の方々と共に入学式法要を行った。新入林生の奥野さんも緊張した表情でお経をお唱えしていた。
 法要の後、新入林生紹介があり、上田林長より「この度は入林おめでとうございます。奥野さんは去る2月に行われた『尼僧を志す人のための特別講座』に出席され、それがご縁となって本年度の入林生となられました。入林されたのは本当に尊いことであり、この1年間しっかり勉強して頂きたい。一人で大変でしょうが、自分で自分を律して行学の二道に励んで頂き、自分との闘いに勝って最後まで頑張ってもらいたい」と奥野さんに対してお言葉を述べられた。
 これから一年間行軌作法、祖伝、法要式、聲明、華道、茶道、天台学、法華経大意、宗義大意等を各教授より学び勉強される。
 

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