日ノ岡 宝塔供養

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 11月4日京都市山科区日ノ岡宝塔にて、九条山附近粟田口処刑(極刑場)約15000余人の宝塔供養を行った。京都一部宗務所長橋本一妙師を導師に法味言上し、僧侶と関係者が亡霊供養の法要を行い立正平和を祈念した。
 九条山附近粟田口極刑場では、明治の初めに刑場が廃止されるまで、いわれのない罪状や極刑になるほどまでもない刑で約15000余人の方々が処刑された。その霊の冥福を祈る為、1000人に1基づつの供養塔が15基、各仏教諸宗の手で建てられたが、明治初期廃仏毀釈の難にあい、供養塔は取り壊され石垣や道路などいろいろな工事に転用されて、その断片が処々に残っていた。
 昭和14年に法華倶楽部小島愛之助翁が、処刑者の霊の冥福を祈るために、石の玄題塔断片を基石として、日ノ岡に供養塔を建立して、毎年春秋の二季に法要を行い、立正平和と交通安全を併せて祈っている。

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