〜暑さ、寒さも彼岸まで〜
とても過ごしやすい陽気になりました。
9月20日から彼岸に入り、21日におだんぎ、23日に彼岸法要を行いました。
お彼岸というのは生きている我々が自分の心を戒める修行の一週間です。
『今日彼岸 菩提の種をまく日かな』 松尾芭蕉の俳句
菩提の種とは良いことをするということ。具体的に何をすれば良いのかはお釈迦様が【六波羅蜜】として教えてくださいました。
布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧 の六つです。
その中でも大事なものが布施です。
他の五つは自分の為のもの、布施は他の人の為に行うものです。
身近にある布施は彼岸花にみられます。彼岸花は種ではなく球根で増えます。しかし花には蜜があり虫(他者)のために咲いている花なのです。
日々の忙しさに気持ちが行き、 "他人の為に" という事を我々は忘れがちです。
今日彼岸菩提の種をまく日かな
今日彼岸というのは年に2回の彼岸だけではなく、毎日彼岸の心を持って欲しいという芭蕉の願いが込められているのではないでしょうか。
この期にほんの少し立ち止まり、まわりの人の為に何ができるか考えて頂けたらと思います。
🌿竹柏の木 差し上げます🌿
本堂横の竹柏の木の苗木を差し上げます
ご希望の方は直接法性寺にお越しください
