平成二十七年度 秋彼岸のご案内

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 暑さも峠を越えましたが、まだまだ残暑が堪える日が続いておりますが如何お過ごしでしょうか?「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、早く秋が来て欲しいなと心待ちにしている今日この頃です。
 さて、そのお彼岸ですが、何の目的を今一度お話しさせて頂ければと思います。
「彼岸」は「彼の岸」と書きます。それは「向こう側の仏さまの境地」という意味です。ちなみに今私たちが生きているこの状態を「此岸」、「此の岸」と言います。「こちら側の人間の境地」という意味です。
 一年の中で気候がよい春分、秋分の時期を選んで、一週間、期間を定めて、この間は仏様の境地に少しでも近づける様に、少しでも苦しみから離れる考え方、行いが出来るように、頑張って修行しましょうね、というのがお彼岸の目的であります。
 ではどのような修行をすれば良いのでしょうか?まず第一に、日ごろ出来ていない事を振り返ってみる事です。
例えば親、妻や夫、子供に笑顔で接しられているだろうか?普段、自分の職務にどう取り組んでいるだろうか?仕事以外の時間を自分はどう使っているだろうか?その中で、何かささやかな事でも良いから他が為に出来る事はないだろうか?
そんな普段なかなか出来ていない事を実践するとっても良い機会がこのお彼岸であります。
またその修行の一環としてご先祖様への感謝と供養があります。過去を大切に出来る人は今を大切に出来ます。今を大切に出来る人は未来が変わっていきます。
どうか、このお彼岸を良き一週間として頂きたいと思います。

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