掲示板「妙法蓮華経 授学無学人記品第九」

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平成30年9月の掲示板は「妙法蓮華経 授学無学人記品第九」です。
この章(品)では、阿難、羅睺羅、そして2千人の学無学の声聞に成仏の記が授けられます。

阿難はお釈迦様のいとこで、出家以来つねに付き添ってお仕えし、お釈迦様の説法をそばで聴聞していたので「多聞第一」と言われます。

羅睺羅は、お釈迦様が出家される前に耶輸陀羅妃との間にもうけた男子で、お釈迦様が悟りを開き仏陀となってからは、母子ともに出家してお釈迦様の弟子になりました。

声聞である2千人の学無学とは、学(有学)という学修すべきことがある人と、無学という学修すべきことがない人で、いずれも凡夫の段階を越えた聖者です。

これら声聞の修行者にも授記(将来の成仏の保証)されましたが、これは声聞が「菩薩」であることを示すためでした。
そして、「菩薩」はお釈迦様の法の継承者という重要な役割を担っており、次の法師品以降はその菩薩の活動が詳しく説かれていきます。

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