建物の外にある碑に刻まれた文章、蔦屋重三郎本人への石川雅望・大田南畝の墓碑銘と、重三郎の母への大田南畝の碑文です。両方とも正法寺に葬られた旨が書かれています。
読んでみると重三郎が亡くなる時の様子がユーモアを交えて描写され、また若くして離れ離れになったお母さんへの想い、仲間の狂歌連からどんなに慕われていたのかが伝わってくるように思います。
お参り見学に来てくれた皆様に「こんなことが書いてありますよ」と1枚ずつお渡ししています。訳文責は住職・浅学非才の私でありまして、どうしてもわからない所は前後の文脈より意訳をしております・・何卒ご容赦のほどお願い申し上げ、ご高覧いただけたら有り難く存じます。