過日5月31日、蔦屋重三郎の新暦ご命日の日。本堂で三座目の法要を終えて戻ってくると受付でお若い方に声をかけられました。お話をしていると今時な感じに似合わず、蔦屋重三郎やこの地域のことをよくご存知で、手に入れたという本物の「吉原細見」を見せてもらってびっくり。展覧会で見たことはありますが手に取るとちょっと違う感慨があります、みんなこれもって吉原を歩いてたのかなと。
人を逸らさないというか面白い方だなと思っていたら、「実は私噺家の桂三木助と申しまして〜」とまたびっくり。魅力的な話し振り(細見を見ながら話してると周りのお参りの人たちも巻き込んでいくのがさすがと思いました)や「桂三木助」の名前が当代につながっていたこと、大河ドラマにも合わせて落語の背景を深めようと色んな所に見聞を広めているそうで、お会いできて良かったです。
帰り際に6/26に行われた落語会「桂三木助 五代目の挑戦vol.14」のチケットをいただいて見に行ってきました。会場には三木助さんが集めた吉原に因んだたくさんの展示物、みんな興味深く見ていてこれから演じる吉原の世界に引き込まれるような趣向でした。一緒に出ていた噺家さんたちもとても面白い中、三木助さんは真打の貫禄というか、ちょいワル風な(すいません)キャラがそういう登場人物を演じると説得力がすごくあり、江戸前の口調もどこか他と違ってこれは多分「桂三木助」に連なるもの、苦心を重ねて受け継いでいるものなんじゃないかと、落語素人は思いながら見ていました。
蔦屋重三郎親族、歴代が眠る正法寺でも、奉納供養として地元の江戸吉原を感じさせる演目をやっていただく機会があればいいなと思います。三木助師匠、当山にお寄り頂き種々心遣いありがとうございました。
桂三木助公式ウェブサイト


