蔦重供養碑のご参拝 「江戸レシピ&短編小説 居酒屋 蔦重」著者 車浮代様

 今回はいつもご厚誼を頂いている、作家の車浮代さんです(オフィシャルサイト)。時代小説家、脚本家であり江戸料理文化研究所の代表、テレビラジオや講演などまさに八面六臂の幅広い活動をなさっています。「蔦重の教え」を読んでファンになり、すぐにお寺でお会いする機会を頂き感激しました。その後もメールのやり取りやホームページを通してそのご活躍を拝見しとても刺激を受けております。

 この度、新作の「江戸レシピ&短編小説 居酒屋 蔦重」を送って頂いたのですが、この本がとてもユニークで、蔦重が自分の居酒屋に周囲の絵師や作家仲間を招いてサシ飲みする、またその様子を実際の江戸料理のレシピと空想小説で表現するという独創的なもの。

 「蔦重の教え」もそうでしたが、江戸の風俗や料理に造詣が深い車さんの本は、読んでいると江戸の空気が感じられ舞台に紛れ込んだような気分になります。またそれだけでなく、蔦重の人生や仕事ぶり、当時の江戸吉原の様子、周りの江戸文化人の紹介などドラマの入門ガイドとしても充実している車さんの才能が詰め込まれた本だと思います。お寺のブックコーナーにも置かせてもらい、多くの方に読んでもらいたいです。
 「Art of 蔦重 蔦屋重三郎 仕事の軌跡」「仕事の壁を突破する 蔦屋重三郎 50のメッセージ」、「蔦重の教え」の続編、「蔦重の矜持」も1月に出版されるそうで著作の刊行が続き楽しみです。いつもありがとうございます、これからも陰ながら応援をさせていただきます。

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