要傳寺盂蘭盆施餓鬼会法要のお知らせ

開催日:2019年07月17日

 当山では、毎年7月17日、盂蘭盆施餓鬼会(うらぼんせがきえ)の法要を営み、檀信徒各家のご先祖や有無両縁の諸精霊にご供養いたします。
当日は、午後1時より法話、その後、午後2時より日蓮宗親進会各聖出仕のもと、盂蘭盆施餓鬼会法要を予定しております。

 その昔、釈尊の弟子(十大弟子)のひとりに目連尊者(もくれんそんじゃ)という方がおりました。目連尊者は、神通力に長けていたので、あるとき、その神通力をもって、亡き母が、どこの世界に生まれ変わったかを覗き見た結果、餓鬼道に堕ちて苦しんでいるのを見いだします。目連尊者は母を救うべく、自らの神通力をもって、母に飲食(おんじき)を与えようとしますが、たちまち紅蓮の炎となって母の身を包み、その苦しみをかえって増してしまいました。そこで目連尊者は、母の救済法を釈尊に問います。すると釈尊は、母ひとりを救うだけでなく、多くの僧を集めて彼ら修行者に飲食物を供養し、皆で祈るべきことを教示され、雨季の終わる7月15日という日を選んで、これを実行し、ついに母を成仏させることができたといわれます。これが、お盆の由来です。

*「親進会」は、当山第38世 要中院日妙上人(高森聖一)の代に結成された日蓮宗有志寺院の互助組織で、常在寺・養傳寺・感應寺・要傳寺・経王寺・領玄寺・養泉寺・龍泉寺・修性寺・妙雲寺・妙情寺・善性寺という台東区谷中・荒川区日暮里に所在する日蓮宗寺院12箇寺(かつては延命院・延壽寺の2箇寺を加え14箇寺)で構成され、盂蘭盆施餓鬼会・宗祖報恩会式のみならず、様々な活動に相互に出仕し、連携・協働しております。
 

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