悟りへの一歩

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寒冷の候、皆様如何お過ごしでしょうか。

12月になりますと、何かと慌ただしい時期となります。その中でも大切にしてほしい一日があります。それは、
12月8日の「成道会(じょうどうえ)」です。

成道会とは、お釈迦様が悟りを体得した日とされ、仏教の始まりとも言えます。
インドのブッタガヤにある菩提樹にて悟りを得たとされております。
その地には、写真のように菩提樹が祀られており、多くの仏教徒の聖地とされております。
日本の各寺院でも、この日は、お釈迦様が歩んできた道のりを振り返り、明日からの糧を蓄積します。

お釈迦様は、悟りを得た後、身分を問わず法を説き、明日への生き方を示しました。
仏教経典には、お釈迦様のお説法が様々な形で描かれています。

共通しているのは、他者のために尽くすことを勧めていることです。
例えば、法華経にも同じような意味を持つ言葉があります。
「他者のために、自らの心身を尽くそう」という意味が込められています。

法華経を読む我々は、他者のために何かできることを見つけてみましょう。
それが、お釈迦様の悟りへの第一歩とも言えます。
食事の際に手を合わせること、お墓を掃除すること、法要などでお経を唱えることなど、各仏教行事・作法は、お釈迦様の悟りを表わしています。

今年もあと僅かです。
一つでも、小さなことでも、他者のためにできることを見つめて、実践してみてはいかがでしょうか。

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