星から学ぶ(2014年1月1日)

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

厳寒の候、如何お過ごしでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は、アイソン彗星やラブジョイ彗星など、天体ショーの話題があり、空に流れる星々に注目が注がれたと思います。
今から約750年前、日蓮聖人がいらっしゃった鎌倉時代の日本でも、彗星が観測されたそうです。当
時の歴史書「吾妻鏡」に記載されております。鎌倉時代の人々は、引力などの科学的な知識持っておりません。
そのため、大変混乱し、また恐怖を懐いていたそうです。

日蓮聖人は、この彗星を不吉な前兆であると示すとともに、法華経信仰の大切さを多くの人に伝えました。当時の人々にとって、日蓮聖人の言葉は大変ありがたく、また安心をもたらしたのだと思います。

このように、日蓮聖人・日蓮宗と彗星といった星とは、深い関係があります。
現代では、「星まつり」・「星供(ほしく)」と言い、個人の災いを取り除き、円満成就を祈願する供養とされております。
特に日蓮宗では、北斗七星の菩薩として「妙見菩薩」を祀っているお寺もあります。日蓮聖人が仏教と星のつながりを大切にされていたことを現しています。

冬になると星がきれいに見えると思います。
星を見て、仏教とのつながりがあることをぜひ体感してみてください。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ