お墓で花火  -長崎のお盆の風景-

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今年も暑いお盆がやってきました。
ご先祖様も、さぞ暑がっていらっしゃることと思います。

さて、長崎ではお盆にお墓で花火をするのが慣例です。子供の頃からずっとだったので、当たり前と思っていましたが、
大学に入り友人に聞いてみると、だれもが聞いたことがないと・・・・

所変われば・・・・ですね。

迎え火と送り火をするのは全国的だと思います。
こちらの地域では、灯す提灯の数も半端ではありません。特に初盆(新盆)のご家庭は大変です。

提灯には家紋が印してありますが、黒・赤と2種類の色があります。
赤は帰ってこられる喜びと共に目印を表し、黒はお送りする寂しさを表します。よって赤色の家紋が表向きになります。

また提灯は20日まで灯します。二十日盆と言って、返っていただくときは「ナス」の馬に乗ってゆっくり帰られるので
20日ごろまで明かりを灯すのです。

なんでも、合理化が叫ばれる時代。先祖を思う日本人の心、見えない部分を大事にする気持ちを大切にしたいものです。
もちろん、目に見えるところも大事ですが・・

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