御会式法要

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11月3日(土)は当山本経寺の「御会式(おえしき)」でした。
午前11時より、本経寺本堂にて「御会式法要」を営み、法華経を皆でお唱えし、日蓮聖人へ供養を捧げました。
日蓮宗の宗祖・日蓮聖人がお亡くなりになって、今年で731遠忌となる「御会式」。
日蓮聖人を偲びながら報恩感謝するとともに、また有り難い教えに出会えたことを喜ぶ、お祝いの日です。
 
ご宝前の右側には、弘安5年10月13日に日蓮聖人が亡くなられた際に、枕元に安置された大曼荼羅「臨滅度時のご本尊」(鎌倉妙本寺蔵)を、左側には「波木井の御影」(身延山久遠寺蔵)と呼ばれる日蓮聖人が身延山に入山されたころの肖像画を掛け、ともに、「御会式桜」で華やかにお飾りしました。
この肖像画は、別名「水鏡の御影」とも呼ばれます。
身延山を寄進した熱心な信者であった波木井実長が絵師に描かせたものですが、日蓮聖人のお顔を直接見ることができず、水に映るお顔を見て描いたといわれています。
その日蓮聖人の晩年のお姿は、端正で威徳が伝わるお姿の中にも、とても優しく柔和な表情を見ることができます。
 
宗祖はそんな優しい眼差しで、ご先祖さまを、そして私たちをいつも見守ってくださっています。
その感謝を忘れずに、日頃からお寺にお参りを心がけましょう。

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