妙仙寺法燈継承式

昨日は組寺のお寺で #法燈継承式 (入退寺式)があり、式衆としてお手伝いさせていただきました。

前日からリハーサルも重ね、天候にも恵まれて良い式になったと思います。

式衆は式を進めて行く進行役で、サッカーで言うところのボランチのような役割りです。余計分かり難いですか?笑

サッカーでも新入団員と離れて行く団員も重なり、出会いと別れのこの時期は感慨深いものがあります。

少し長くなりますが、式衆で初めて妙仙寺の #梵鐘 (釣鐘)を撞く機会をいただいたので写真を撮りました。(右上のFB写真参照)

妙仙寺は郷土の実業家 #岡崎嘉平太 さんの菩提寺です。
岡崎嘉平太さんの功績は語り尽くされているので略しますが、日中友好に尽力された岡山の偉人です。

その為、妙仙寺にも中国の名品が数多く寄贈されています。

中国型の梵鐘もその1つで、刻まれた文字には岡崎嘉平太さんが中国の周恩来から送られた #飲水不忘掘井人 がありました。

中国の諺(ことわざ)で「水を飲むときには、井戸を掘った人を忘れない。」と言う意味です。

嘉平太さんは、隣国の中国との友好がいつかきっと日本の為になると中国に何度も行き #周恩来 と会談を重ね、周恩来は友好が開かれた尽力に感謝しその言葉を送られたそうです。

お寺でもサッカーでも、目に見えないところで多くの方に支えられています。

式の祝辞でもありましたが、住職になったからと奢らず皆に感謝して謙虚に歩んで欲しいものです。

長くなりましたが、清々しい新緑の季節に出会いとお別れ。

我が身も顧み、感謝を忘れず謙虚に良い水を掘り続けて行きたいと思います。

good luck?

一覧へ