【能勢町】宗祖大聖人龍口法難会 (真如寺様)

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9月12日は、宗門の聖日である『龍口法難会』です。
日蓮大聖人が遭われた四つの大きな法難の一つである龍口法難を偲び、全国各地の日蓮宗寺院で、日蓮大聖人への報恩法要が執り行われます。
私は、管内寺院である真如寺様の法要に臨席して参りました。真如寺は開山を寂照院日乾上人、開基を能勢頼次公とし、大阪で唯一日蓮大聖人の御真骨を安置されているお寺で、「関西身延」と称されています。法要の後、年に一度の大聖人御真骨の御開扉があり、引き続き法楽加持が行われました。
御真骨堂に向かう列の中には、すすり泣く姿も何人か見受けられ、江戸期より永らくの間、“宗祖棲神の霊場”として、人々の精神的支柱となっていたことが窺えます。
 
龍口法難(1271年 文永8年)は、宗祖が龍ノ口首の座にて、まさに斬首寸前にまで追い詰められた大法難。折しも京都では、大本山本圀寺にて布教院が開かれており、毎朝7時30分より晨朝説教(しんちょうせっきょう)が行われています。これは、布教院に入院(じゅいん)しておられる院生による高座説教です。高座説教とは日蓮宗の伝統的な法話形態で、布教の要となる言説布教の一つです。後半部には「繰り弁」と呼ばれるものがあり、登高座されたお上人方は淀みない名調子で祖伝を語ります。
また、龍口の法難は文永8年の出来事であったところから、「文八」と呼ばれていますが、この弁には「祈雨の弁」「召捕の弁」「諫暁八幡」「切通しの弁」「四条訣別の弁」「ぼた餅供養」「日朗身替り」「土壇場」「行合川」「星下り」「日朗土の牢」「朗師土の牢」「依知御発足」のお話があり、一般に「文八」と呼んだ場合、「四条訣別の弁」を指すようです。
 
京日青のブログ 龍口法難のご聖日

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