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龍華 大本山 妙顯寺

【Ryuge Myokenji】

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寺ブログ

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鬼子母神とザクロ

尊神堂の前にあるザクロの木に果実がたくさん実りました。画像はその写真です。

10月8日に行われた八日講に参詣された方々に持ち帰って頂きました。

ザクロを漢字で書くと「石榴」もしくは「柘榴」と書きます。
ザクロはペルシャ北部(現在のイラン辺り)の「安石国」からシルクロードを通って中国に伝わりました。
その形が瘤(こぶ)に似ていることから「安石瘤」と呼ばれました。それが略称されて現在では「石榴」または「柘榴」と書くわけです。

ザクロと鬼子母神は非常につながりがあることは一般的に有名です。今回は「なぜザクロと鬼子母神がつながりがあるのか」について話させて頂きます。その前になぜ鬼である鬼子母神がお釈迦さまを守護されているかについて話したいと思います。

鬼子母神は夜叉の子で、生まれたとき容姿端麗であったため、諸々の夜叉たちが歓喜したことから「歓喜」と言われました。
やがて大きくなった歓喜は「半支迦(ハンシカ)」に嫁ぎ、たくさんの子どもを生みました。その数は五百人とも千人とも万人とも言われています。
歓喜は街へ下りてきては人々の子どもを殺して食べたため、「訶利底夜叉鬼子母)と称され人々から恐れられました。

そこで、困り果てた人々はこのことをお釈迦さまに訴え、お釈迦さまは鬼子母が特に可愛がっていた子どもを鉢の底に隠されました。
その子は一番末っ子であり、名を「嬪伽羅(ビンカラ)」と言いました。
我が子を隠された鬼子母は7日間愛子を必死の思いで捜し求めましたが見つけることができず、最終的にお釈迦さまの許へ赴き、子どもの行方について聞きました。

そこで、お釈迦さまは「お前にはたくさんの子どもがありながら、ただ一人の子どもを失ってどうして苦しむのか。世の中の人々は子どもが1人または3人、5人だけであるにも関わらず、お前はこれを殺して食べたではないか」と答えました。

それを聞いた鬼子母は己の非を認め、「もし嬪伽羅が帰ってくるならば、決して世の中の人々を殺さない」と仏さまと約束されました。
そこで、お釈迦さま鬼子母に鉢の底にいる嬪伽羅を教えました。しかし、鬼子母の力ではいくら頑張ってもその鉢から嬪伽羅を取り出すことができませんでした。さらに鬼子母お釈迦さまに助けを求めました。お釈迦さまは私の教えに従うならば助けようと言って、鬼子母が仏さまの教えに従い弟子になることでようやく鬼子母が再び嬪伽羅を手にすることができたというお話があります。
この話から、鬼子母お釈迦さまに帰依し、鬼子母として人々から安産や子どもの守護神、除災得幸の守護神として信仰されるようになりました。

また、鬼子母神は日蓮宗で読む妙法蓮華経陀羅尼品第二十六にも登場し、お釈迦さまの教えを弘める法華経の行者を必ず守護するという誓願をたてられています。

以上のことがあり、鬼子母神人々を食べる悪鬼から人々を護る善鬼に変わりました。悪い神が改心して善い神になるという点は仏教の特徴であります。他の宗教、例えばキリスト教では悪魔は絶対に悪いものであり、退治したり追い払ったりする対象であり、悪魔が改心して私たちを守ってくれるということはありません。しかし、仏教ではどんな悪魔・悪鬼・悪神であっても、仏様に帰依すれば味方にしてしまいます。もっとわかりやすく言えば、悪いグループのなかで一番力の強い者(リーダー)を味方にして、そのリーダーの力によってそのグループの中で仏の教えに背く者で懲らしめるという感じです。

少し余談になりましたが、ではザクロと鬼子母神がなぜ関係しているのかについて話を戻したいと思います。日蓮宗では鬼子母神ご祈祷御本尊勧請の諸天善神として祀っています。そのお姿は一般的に左手に子どもを抱え、右手に 吉祥果 を持つことが多いです。吉祥果とは鬼子母神がもつ魔障を払う果実のことで縁起のいい果物のことです。経典がインドから中国に渡り漢訳されたとき、 吉祥果 という名前になりました。しかし、漢訳した人たちは吉祥果というものはこの世でみたこともなかった為、それに似ているザクロが代用されました。それによって吉祥果=ザクロになったわけです。そして、それが日本にそのまま伝わって日本でも吉祥果=ザクロになりました。だから、吉祥果として多くの鬼子母神堂でザクロの木が植えられているわけです。

妙顕寺の鬼子母神は天拝鬼子母神と呼ばれ、ご祈願の際、 天皇 様や足利家将軍様もお参りになった鬼子母神 です。
お顔は柔和であり、両手に子どもを2人抱えている珍しいお姿をしています。
片方が鬼子母神の子であり、もう片方は法華経行者の子である私たち衆生を表しているのでしょうか。

毎月8日に尊神堂で八日講を行っております。お時間のある方は是非ご参詣下さい。

 

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