H29.7.2.  虫供養

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開催日:2017年07月02日

7月2日(日)、当山において「虫供養」の法要を厳修致しました。
暑いなかにも関わず、多くの檀信徒の方々がお見えになりました。
一般的に虫供養は10月か11月に行われる行事で、農作業中に亡くなった虫たちに供養を捧げる行事です。
日本人は縄文時代頃から稲作を行なう「農耕民族」ですから、虫供養行事とは昔からの付き合いになります。
特に農家の方にとっては大事な行事であり、そうでなくとも、普段の車の運転中にいかに多くの虫たちが死んでいることか・・・
車から降りるとフロント部分がひどい状態がありますよね?
このように、私たちは知らず知らずのうちに殺生していることが必ずあるのです。
「ありを知っていて殺す」のか「ありを知らずに殺す」のか仏教的にどちらがよいか?という話を昔聞いたことがあります。
無駄な殺生をすることは勿論大事なことでありますが、この2択だとどちらだと思いますか?
答えは「ありを知っていて殺す」方です。
なせなら、知っていて殺すということは自分がその罪を自覚することができるからです。
知らずに殺した場合、罪を自覚することがないのでまた同じ事を繰り返してしまいます。
法要後の話ではそんな話をし、「懴悔(さんげ)」することの大事さを説きました。
次回は8月6日盂蘭盆会施餓鬼供養です。

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