佐々井師講演会を終えて

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合掌

「齢80を過ぎて猶、一段と力みなぎり、眼光鋭くなられている」
光栄なことに、昨年に続き本年も佐々井秀嶺師を當山にお迎えすることが叶いました。

26日朝、滞在中の新宿のお寺にお迎えに上がると、昨年とは明らかに違う足取りで佐々井師がみえました。「バンテージの体調は昨年より何倍も良いみたいです」随行の南天会の方から聞いていた通り、御元気な姿に安心と喜びを感じました。

東名高速道路で山梨へ...

途中、富士宮の浅間大社へお参りされました。
富士山を間近で見られることを楽しみにされていたようですが、雲に遮られてしまいました。

~正午、内船寺に到着~

檀信徒の皆様が団扇太鼓でお迎えして下さり、佐々井師からは「太鼓で迎えて頂くことが何よりも嬉しい。一年振りに、家に帰ってきた様だ。インドではこの太鼓の音が聞こえてこない、もっと太鼓を打って世界中に広めて下さい」と有難いお言葉を頂戴しました。

昼食、休憩の後 身延山にお参りに行かれました。

能登の中屋上人の御案内のもと、本院諸堂と御廟所、御草庵を歩かれ、「我インドの柱とならん 我インドの眼目とならん 我インドの大船とならん」と日蓮聖人の御前で更なるインドでの佛教興隆を誓われました。

内船寺に戻ってからは、
大好きなソフトクリームを召し上がったり、日蓮聖人御一代の講談を視聴なされたりと、ゆったりと御静養いただきました。

27日

当日は県内外、遠くは石川県、京都府から100名を超える方の御参列を頂きました。

読経の後、南天会会員で映像作家の小林三旅氏による、佐々井師の半世紀にわたるインドでの御活躍を映像を交えながらわかりやすく御紹介頂きました。
その後、佐々井師を囲んで質問会へと移りました。
その中で佐々井師は、アンベード・カル博士の話を引き合いに出しながら「インドの貧困層では、親が自分たちの食事をけずってまで子供に教育を受けさせていることや、そのことを受けて子供たちも死に物狂いで勉強をしていること。」、「インドでの輪廻観」、「国家と法と民衆の在り方」などの会場から寄せられた質問に丁寧に、時には熱く、鋭い眼差しで語って頂きました。

最後には、内船寺と佐々井師とを結んで頂いた、さくら座の古屋由美子さんの御紹介、元NHK アナウンサー末利光氏による朗読、会場の皆様で「故郷」を歌い、ジャイビーム三唱をもって会は無事終了しました。

会の終了後は庫裡で、檀信徒の皆様の手作りの御飯を佐々井師と共に頂きました。
「心とお腹との両方が満たされたときに、人間はよりを強く幸せを感じる。また、お寺はいつでも、誰にでも開かれた場所でありたい。」という気持ちから、行事でのこういった席は當山では、昔から変わらず、これからも続けていきたいと考えています。

二年続けて佐々井師のような立派な方をお招きできました事は、関係各聖、何よりも檀信徒の皆様、南天会、御支援いただきました皆様のお陰で御座います。この場を借りまして一言御礼申し上げます。

佐々井秀嶺師の益々の御活躍
インド仏教復興を御祈念いたします。

ジャイビーム!
ジャイビーム!!
ジャイビーム!!!

再拝

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