立正安国・お題目結縁運動 いのちに合掌

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静かなる蓮の寺

妙親山 白蓮寺

【Myoshinzan Byakurenji】

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寺ブログ

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秋季彼岸会 法話

以前、お彼岸法要の際にお話しした事がありますが、日本には「国民の休日に関する法律」がありまして、それぞれの休日が何の為の休日であるかが決められています。今日の秋分の日は、何と定められているかと言いますと、「先祖を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日」とあります。ですから、連休だからと言って、秋分の日にお墓参りもせずに遊びに出かけている方は、厳密にいいますと法律違反をしている訳です。皆さんのように今日白蓮寺のお彼岸法要にお参りしている方は法律違反をしない善良な日本国民ですので、どうぞご安心していただき、これからも彼岸の法要にご参加下さい。
 
話は変わりますが、今月7日から12日までの初めて1週間、中国へ出張してきました。皆さんも記憶に新しいと思いますが、中国の天津で起こった科学薬品倉庫が大爆発した事故や、抗日戦勝70周年の軍事パレードが行われた直後でしたので、海外慣れしている私でもかなり不安でしたが、無事に帰って来ることが出来ました。
 
最後に立ち寄ったのが上海でしたが、そこでガイドを務めてくれた40代ぐらいの女性のガイドさんが大変強烈なキャラクターの方でした。どんな風に強烈かと言うとタレントの髙田順次さんみたいに、超適当なのです。自己紹介の初端、わたくし上海のガイドをしていますが、実は、上海のことは大して良く知りませんと言って自分で爆笑しているような方でした。
 
普段から冗談を言うタイプではない私は、実は髙田順次さんを尊敬していまして、髙田順次さんやあのバスガイドさんのような適当な冗談が言えたらどんなに人生楽だろうなあと常々考えています。これからは私も少しは適当な冗談が言える人間になりたいと思います。
 
さて、本題に戻りましてお彼岸のお話しをします。
お彼岸はここに書いてあるように、彼の岸は仏の悟りの境地を表しまします。反対に此の岸は、迷いの世界を表します。では、彼岸に行くにはどうしたらよいのかと言えば、この六波羅蜜を修行することと云われております。布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の6つを修行することです。お彼岸はご先祖様のご供養も大切ですが、彼岸を目指して六波羅蜜を修行するのが本来の目的です。このぐらいのことは、どこでも書いてありますが、今日はどのように六波羅蜜を実践すべきかをお話しします。この六波羅蜜の中で最も大切なのが最後の智慧です。この智慧は所謂人間の知恵ではなく仏の般若、真理を表します。この智慧を基にして5つ修行を行うことが大切です。
 
例えば、最初の布施は、困っている人に物を施すことですが、五体満足で健康にも関わらず働くのが嫌でホームレスをしている人に、何百万も布施することは、仏の般若でしょうか?おそらくお酒やギャンブルにおぼれてしまうのがおちかもしれません。持戒は、仏教の戒めを守ることですが、その中には生き物を殺さないこと、嘘をつかないことなどがあります。しかし、動物だけではなく植物も生き物だと考えると、私達人間は何も食べられずに死んでしまいます。また、嘘をつくことは善くないことですが、何でも正直に言えばこの世の中は争いごとだらけになってしまいます。嘘にも方便と呼ばれる人間関係を潤滑にする善意の嘘もあります。次の忍辱も同じです。ただ耐え忍ぶことが重要だと言って、暴力を振るう夫に耐える必要はありませんし、いじめを改善しない教師がいるような学校は、さっさと転校した方が良い場合があります。もっと分かり易く言うと、電車の通る線路に立っていたら電車がきたら死んでしまいますが、ホームの黄色い線の内側にいれば風が来る程度です。ただ耐え忍ぶだけではなく、1、2メートルだけでもその場から離れて耐えるのが仏の智慧です。禅定も同じです。一般社会で生活する皆さんが達磨大師のように岩に向かって何年間も座禅をする必要はありません。このように仏の智慧を基にした正しい精進をしなければなりません。
 
では、どうしたら仏の智慧が私たちに具わるのでしょうか。無量義経の中で、お釈迦さまは「妙法蓮華経を信仰することは六波羅蜜の修行を自然に積んでいるのと同じである」と説いております。ですから、私たちはお題目、南無妙法蓮華経を唱えることで仏様の智慧を身につけることができるということなのです。
 
最後にお話しすることは、とても重要です。私達日蓮宗の教えは他の仏教宗派とは大きく違う点があります。それは、一般的に仏教では、彼岸とはあの世であり、浄土はこの世ではなく別世界だと説きます。しかし日蓮宗はこちら側の此岸を浄土に変えましょうと教えます。日蓮聖人はあの世ではなく、生きている現世を浄土にして行きましょうと立正安国を説いたのです。どうぞ皆さんも有難いお題目「南無妙法蓮華経」を唱える修行を積んでいただいて、この世を彼岸にできるように精進していただきたいと思います。

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