入れ歯に学ぶ人付き合いの秘訣

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先日、後輩の結婚式で久しぶりに再会した友人とフガフガ世間話をしていると、学生時代の恩師が祝辞でこの様な話を始めました。
「結婚とは入れ歯のようなものですよ。」
夫婦同士や親戚付き合いなど含め、結婚生活に慣れるのには3年ぐらいかかる。入れ歯も最初は違和感だらけだが、3年くらい付き合うと自分の歯のように馴染み大切な存在となる、少し反りが合わないくらいで、イライラしないで、長い目で付き合ってください、という話でした。
思い返せば私も今年で結婚10年目。
育ってきた環境が違うからすれ違いはしょうがない、と思っていたモノも気が付けばお互いに慣れ、馴染んでいました。
先頃は人間関係に悩み、環境の変化に戸惑った時、すぐに役立つテクニックに飛びつきがちだった私に、人や状況とじっくり向き合う「時間」の大切さを思い出させてくれました。悩みを早く解決したい思いが先走り、少しばかり「時間のかかる事」を敬遠していましたが、色々な人と上手く付き合う、人間関係の秘訣は「じっくりと長く付き合ってみる」その事にあるのではないかと感じます。
良い時もあれば嫌だと思う時もある。
しかし、それでも時間をかけて向き合い続ける事が人付き合いの根幹であると恩師は教えてくれました。
年度がスタートして、新たな人間関係や環境の変化で戸惑いもあるかと思います。
しかしながら「あの人とは意見が合わない!」「この環境は望んだものではない」と急いで判断せずに、少しだけのんびり付き合ってみようと考えてみてください。
心が少しずつ楽になっていくと思います。
なんだかんだフガフガしてる間に馴染んでしまうかもしれません。
張った緊張の糸を弛め、気軽に構えて周りとお付き合いしていきましょう。

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