第8回 護法大会 ~いのちに合掌~〈戦後70年戦死物故者慰霊法要〉

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平成27年12月8日 本山真間山弘法寺にて第8回護法大会開催

本年はアジア太平洋戦争終結70周年にあたり、全国の犠牲者は原爆犠牲者も含め総勢310万人とも言われている。 

この戦後70年という節目に、千葉県北部管区は、一人ひとりの生きた証としてアジア太平洋戦争開戦の12月8日に戦死物故者慰霊法要と併せて記念講演を行い、護法大会を開催した。 

本大会では、本年度の日蓮宗布教方針「合掌 ~組織で動く~」を意識し、千葉県北部管内各団体・寺院・教会・結社並びに檀信徒の協力を仰ぎ、会場となった本山 弘法寺には150名もの教師・檀信徒が参集した。 

13時半より弘法寺本殿にて戦後70年戦死物故者慰霊法要を、大導師に本山 弘法寺貫首 鈴木日晋猊下を屈請し、副導師には布教師会長・修法師会長・声明師会長・社会教化事業協会長を配し、式衆を声明師会・修法師会・青年会より出仕頂き、厳修された。 

法要では、和讃会員による和讃奉納の中、市川市大野 浄光寺幼稚園 園児による献灯供養、参加者一同で黙祷、声明師会による声明回向、修法師会による御宝前修法、そして参加者が一つとなって唱題が堂内に響く中、副導師による300霊位もの戦死物故者の読み上げ回向がされ、鈴木貫首による追悼文にて御霊に供養の誠を捧げると共に、立正安国が祈念された。 

法要後、千葉県北部宗務長北原輝信上人・本山真間山弘法寺貫首鈴木日晋猊下・宗務院伝道部長吉田見悠上人の挨拶があり第一部閉式となった。 

引き続き15時より弘法寺客殿にて、本山 本土寺貫首 三田村日正猊下による記念講演を開催。「生かされた使命 〜母の祈り〜」という演題で、三田村猊下御自身の21歳での学徒出陣、宮崎県都城での所謂神風特攻隊の戦争体験、平和の尊さ等が熱く語られ、16時には無事大会の全日程が終了した。 

今大会で参加者が納めた戦死物故者回向料・募金の総額は339,483円に上り、これは戦争で傷ついた人々を救う活動をしている「国境なき医師団」に全額寄付の予定。 

 

 

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