初めての仏様

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初秋の候、皆様如何お過ごしでしょうか。

皆さんにとって「仏様」とはどのようなイメージがありますか。
仏教を極めている人、悟っている人など、これ以上学ぶことが無いような人を考えると思います。

しかし、本当は異なります。
仏教を開かれたお釈迦さまですら、悟ってから、長い間色々な迷い、苦労、修行を繰り返
します。
お釈迦さまは、かつてシャカ族の王子としてお生まれになりました。
何不自由ない生活をしておりましたが、お城の外には病や飢えに苦しむ人々がたくさんいました。
そのような人々を見つめている中で、お城から抜け、修行をし、そして大切な教えを弘める 仏様「お釈迦さま」になりました。

教えを弘めていく中で、教えを受け入れることができない人も多く、 お釈迦さまを苦しめた人も多くいました。
このようにお釈迦さまも多くの悩み苦しみを抱えました。

つまり、仏様にも初めての段階、悩み苦しみが続く時がありました。

これは、皆様がお題目を唱える事で見送ったご両親・祖父母などにも当てはまり、どのご霊位も最初は新しい仏様です。
そのため、現在遺されている人々が、ご法事や行事を通じて追善供養することで、少しずつ新しい仏様を育むことができます。

例えば、読み書きが苦手だった仏様であっても、法華経の追善供養の力で、少しでも読み書きが得意になり、素晴らしい仏様として浄土にいる人々を助けることができます。
そのような功徳が、法華経にあります。
お題目の力は、新しい仏様を育てる活力になります。

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