伝えることの大切さ

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深令の候、皆様如何お過ごしでしょうか。
それぞれの家庭で、父親、母親、祖父母、その他ご親族から風習・習慣・家系・出自などについて聞いたことがあると思います。
例えば、ご先祖様はお殿様だった、もともと出身は別な所だったなど、それぞれに様々な形で受け継いできた伝承があると思います。
現在、日蓮聖人の伝承も多く残っております。
その一つに、日蓮聖人が、26歳の時に君津市加名盛に法華経の「経石塚(きょうせきづか)」を築いたという伝承があります。
「経石塚」とは、法華経の一文一字を一つの石に刻み、写経として奉納した塚のことを指します。
君津周辺の僧侶・檀信徒が伝承として今日まで受け継いできました。
そして、平成24年、地元の僧侶が加名盛の地を探索したところ、経石塚の近くにあるとされた井戸を発見しました。
その後、多くの僧侶・檀信徒がさらに一丸となって周辺を整備し、現在では多くの方に護持されております。
また、年2回の顕彰の日を定め、次の世代に伝える活動を行っております。
伝承を正しく正確に伝えていくことは難しいことです。
伝承には、多くの人の意味解釈も含まれることもあります。
守り続ける事の大切さ・困難さがありますが、受け継がれてきた大切な教えを次の世代に伝えることが大切なことだと思います。

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